終わらない第13ラウンド ~その後の内藤大助VS亀田大毅 2~
ボクシング界にとって悪夢のような日から
3週間あまりが過ぎた。
この間、事態は急速に動きすべての問題が
解決したかのように思える。
日本プロボクシングコミッション(JBC)による
亀田一家と協栄ジム金平桂一郎会長に対するペナルティ
金平会長同席の元での亀田史郎氏の謝罪会見
(亀田大毅は数分で退席)
その場で「内藤選手への謝罪は日を改めて」との
コメントがあったにもかかわらず
亀田大毅は自ら謝罪に出向き
兄・亀田興毅はスーツにネクタイ、丸刈り頭で謝罪会見を行った。
すべてが終わったのか・・・いや、違う。
3週間あまりの間、日本ボクシング界は揺れに揺れた。
大衆(ここでは普段ボクシングに興味の無い人たち)やメディアの
過剰反応があったにせよ
「スポーツ」としてのボクシングの名誉が傷つけられたことは
否定のしようがない。
また中継を担当したTV局や実況担当アナウンサーへも
非難が集中した。
ファイターやアスリートとメディアとのコンタクトのあり方も
問題視された。
これらすべてをクリアにするには亀田兄弟はもちろん
内藤の今後が重要になってくる。
精神的支柱にして絶対的存在だった史郎氏を失い
亀田兄弟はすべてをリセットする必要に迫られる。
ただ、これまでは「技術」よりも「才能」や「素質」を
前面に出していたが、今後は史郎氏よりも
経験豊富な協栄ジムのトレーナー陣の元で
練習をすることになる。
長兄・興毅は3ヶ月、大毅に至っては1年間
リングに上がれない状態が続くが
復帰したときに見る2人が
私たちの知らない亀田兄弟であってほしいものだ。
そして内藤・・・
王者になるまで彼の存在を知る者は少なかったが
いまや国民的なスターとなった。
しかし、それはイジメられっこだったという生い立ちや
「世界戦最短KO負け」という不名誉な記録
さらには亀田一家からの「口撃」
そしてややトボけた感じのキャラクターなど
リングでの姿とは関係のないところで
人気が出たきらいもある。
ならば、だ・・・
余計に次なる防衛戦で彼のボクサーとしての
真価が問われる。
具志堅用高や長谷川穂積のような王者になるのか?
それとも短命で終わるのか?
多くのボクシングファン、
いや内藤大助VS亀田大毅に触れたすべての人々が
願う「第13ラウンド」の結末
それは亀田興毅を含めた3人が
日本のプロボクシングの歴史を塗り替えてくれることだろう。
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